ファイアーエムブレムifの白夜ルート、暗夜ルート・透魔ルートクリアしました。
単純に長かった。だいぶしんどかった。
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ストーリー
まず、白夜のパッケージを購入したので、白夜からスタート。
ストーリー的には中身はあまりないというのか、この人が多分ボスなんだろうな・・・という見るからに言動が真っ黒な人は、最初から登場はしては居ましたが、なぜボス級に強いのかとか、なんで悪だくみしてるのか等の背景が唐突というのか。無理やり締めくくらないといけないので後半も展開が無理やりというのか。でもまあ、悪い奴を倒す的な感じだったので、違和感はそうでもない。
次に、暗夜ルート。暗夜でも大きく話が変わる事は無く、仲間になるメンバーが逆になる位で、そんなに違わない。暗夜ならではのビックリ展開はあんまりなく想定の範囲内。白夜の場合は、相手のボスがラスボスなので倒すぜ!ってなって違和感ないが、同じボスがラスボスなので(自分らの王様)、どうも王様は操られてるっぽいので倒す!って最後の方になるので、無理やりな感じは白夜よりももっとある感じ。
主人公はルートによって味方になる陣営が変わるので、どっちにしたってストーリー展開に軽く無理がある。まあ、商売の都合でそうなったんだろうけど、無理やり分岐させたらそうなるでしょうね、とは思うところ。暗夜の場合は、途中で怪しいと思いつつも、王様のいう通りに侵攻して白夜を攻め立てるとか、何がしたいんだかっていう展開が続いたりもしますし。
そして、透魔ルート。透魔はなんでそうなったかが分かる第三のルートっていう触れ込みで売られてるDLCなんだけど、別にそうだったのかー!!とはならない。暗夜の時点で、ラスボスは操られてるのが分かってるので、その操っている連中なんですねというだけで、そんなに深い話があるわけでも。
ざっくりいうと、透魔はどっちにもつかないって決めた場合のルートで、観た事もない聞いた事もない土地を探索していくと、だんだん仲間も集まってきて核心に迫っていけるというようなルート。ストーリーを楽しむというよりも、白夜と暗夜をクリアした人用のもう少し難易度高い版でかつ、白夜と暗夜の両キャラを味方に出来るとオールスター的な布陣を楽しめる版という感じですかね。
まあ総じての感想としては、3ルートどれもストーリーはおまけ程度って思ってると丁度良いのかなと。
感想
白夜と暗夜共通するところだと、ストーリーの最後の方になってくると、出撃ユニット数に比べ、所属ユニット数が倍くらいいる感じなので、意識してバランス良く育成しないと強さに偏り出ますね。育ってないユニットを後半に無理やり出撃させても、一発で撃破されて終了ってなりますし。
もしくは、敢えて最初から出撃ユニットを厳選してスタメンをしっかり育てるか。レベルが上がってもステータスほぼ上がらないとかあるし、急いで上級職に転職してしまうと、早くにレベルがカンストしてしまってステータス微妙だしで、思う存分育てるというのはなかなかし辛い。
後半は、白夜の場合は主人公とリョウマ(白夜の王子的な人)の2人が頭一つ抜けて強くなる感じなので、最後の方の数マップは全ユニット倒されるけど結局二人でゴリ押すみたいなクリアの仕方になりましたね。カジュアルの設定だと、撃破されても退却するだけでロストしないので、こんなクリアの仕方もアリという。一応、魔符屋というユニット補充システムがあるので、クラシックモードにしていて主要メンバーが退場してもまあ何とかなると思います。自分はカジュアル設定で、(基本的には)ユニット減らないんで、使わなかったですが。
あとはまあ、三すくみの効果がかなり強く出るゲームなのでそれは無視できないし、飛行ユニットに対しての高レベルな弓ユニットが極端に強かったりとか、武器の特性は意識してメンバー組まないといけない感じです。武器を装備して戦闘すると、その武器のレベルが上がって高レベルの武器を装備できるようになるんだけど、武器の鍛錬や武器レベルの育成に関しては、最終ステージまで到達しても道半ばで終わる感じでしたね。だいぶ意識しておかないとレベルSに到達するユニット出ませんし。クリア後にDLCで限界まで育成とかして楽しむ感じでしょうか。
それでも、白夜は遭遇戦というストーリーと全く関係ない戦闘を挟む事が出来るので、育成は自由といえば自由な感じなんですが。暗夜は遭遇戦がないので、育成が難しい面がある。ただ、DLCを購入しているとそのステージをやりたい放題なので、辛い場合はDLCをポチると一気に楽になります。ただし、DLCでの育成だと、同じマップの周回なのでものすごい作業になりますが。
透魔に関していうと、基本難易度が高いステージなのと、援軍がまあまあの頻度でやって来るのと、その割に自軍の参加ユニット数の制限がきつくて数でゴリ押すのが難しいのとで難易度高い。殲滅するというよりは、クリア条件になっているリーダーを効率よく倒すような動きになる。
気になった点
個人的にちょっとなあ、と思ったのはマイルームの恋愛要素ですかね。マイルームというのは、主人公の部屋に味方ユニットを呼べるシステムのことで、出撃した仲間を可愛がって親密度をあげられるというシステムがあるんだけど、これが必要だったか?とか思う。
そこそこ硬派なゲーム内の突然の恋愛要素みたいな。マイルームに呼びつけたユニットが頭なでなでされると、頬を赤らめて喜ぶみたいな。当然男性ユニットの親密度を上げるのも可能で、男性ユニットもデレる。男性がデレる顔は別に見たくないのだが。
システムとして、仲良くなった相手が異性だと子供生まれ、その子供をユニットとして参戦させることが可能だったりするし、親密度が高いと戦闘時もメリットあるので、出来る限り色んなユニットと親密度を上げておきたいところなんだけど、自室で、いかつい男性ユニットの頭なでなでするのとか、段々デレてくるユニットの表情をみる何だか苦手で(特に男性ユニットの)、マイルームに全然人呼びませんでしたね。
一応、女性主人公にしてたんだけど、うっかり親密度あげすぎて、特定のユニットが嫁に甘々な旦那なってしまい、マイルームでその旦那が異様に愛を語るという感じになってしまい。なので、後半はマイルームに寄り付きませんでした。後半しんどかったのはそのせいもあるかもしれない。
システム的に、レベルも際限なく上げられるという訳でなく上限があるので、レベルを上げてゴリ押すというよりは、親密度や三すくみとか武器の強化とか、そういう要素も踏まえて戦闘しないとあまり優位にはなれないゲームですしね。
武器はランクが高ければ高いほど良いという訳でもなく、Sランクの武器は強いのは強いが欠点もあるとか、特殊効果があるだけで単純な強さならAとかBランクの武器を鍛えた方が良いとか、武器の選択もまあまあ考える必要があったりする。
ファイアーエムブレムなので、死んだらロストするのかというと、それは設定次第なので、カジュアルにしておくとロストの心配もない。なので、カジュアルにしておくと難易度が大分下がる。味方がすべて撃破されても最終的に自分だけ残ってたらいいくらいの戦略もできるようになるんだけど、それでちょうどいい位の難易度に感じましたかね。
設定を下げれば気軽に遊べ、難易度を上げればかなり難しくもでき、色々とユーザーの選択が幅の広いゲームだと思いましたね。
あと、透魔はDLCのみなので購入する事が出来なくなりますね。Switchに全ルート全DLC込みで移植するとかなんらかの救済を期待したいけど、もしあるとしても年単位で先になるのでしょうか。自分は買ったので良いですが。
ただ、3ルートずっとやると、とにかく長い。とても時間かかる。
絶対に透魔はやるべき、と言うほどでもないですし、とりあえず白夜だけとかなら、パッケージ版の中古で行けるので、それを楽しんで透魔は気にしない・・とかでもいいかもしれませんね。